華岡青洲
旧那賀郡名手荘西野山村(現在の紀の川市西野山)に生まれた華岡青洲。
手術の痛みを取る術がなかった時代、長年研究を重ねた青洲は、動物実験、さらには妻と母への人体実験を経て、曼陀羅華(まんだらげ)を主成分とする麻酔薬「通仙散(つうせんさん)」を完成。
文化元年(1804年)には、世界初の全身麻酔による乳癌摘出手術に成功。
アメリカのエーテル麻酔成功より40年余前の快挙でした。
「青洲の里」では、彼の遺品や門弟達が残した資料の展示、住居兼診療所であった「春林軒」が復元されています。命を救うという青洲の信念、そして当時の人々に希望を与えた彼の偉業は今もなお語り継がれています。
華岡青洲
宝暦10年(1760年)10月23日 旧那賀郡名手荘西野山村(現在の紀の川市西野山)に生まれる。江戸時代の外科医。
春林軒
華岡青洲の住居兼診療所。主屋、門下生部屋、入院患者のための病室などが復元・保存され、リアルに当時の状況を再現。医聖と言われる華岡青洲にふれていただける施設です。
道の駅 青洲の里
道の駅 青洲の里は、華岡青洲の偉業を称え、建築家、故・黒川紀章氏の設計による蔓陀羅華(マンダラゲ)の花をモチーフにデザインされたフラワーヒルミュージアム。
館内にはレストラン・ショップをはじめ、展示室には貴重な資料を展示しています。
- 営業時間:午前9時~午後5時
- 定休日:火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 入場無料(春林軒と展示室は有料)
- 駐車場無料
- 春林軒・展示室見学時間
11月~2月:午前10時~午後4時
3月~10月:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
展示室
当時の様子を伝える貴重な資料を展示しています。
物産コーナー
地元のこだわりお土産がいっぱい!
特産の金山寺味噌や紀の川梅干をはじめ、お菓子・調味料・お酒など地元色あふれるお土産が揃います。
レストラン華(はな)
健康メニューを中心にしたバイキングが人気!紀の川市で収穫した野菜をふんだんに使ったメニューはとってもヘルシー。
レストランは南側が全窓となっており、美しい紀伊山地の山並みを眺めながら、お食事をお楽しみいただけます。
(営業時間等は、青洲の里ホームページをご覧ください)
交通
車で
大阪方面から阪和自動車道 和歌山ICを降り国道24号線を橋本方面へ。京奈和自動車道利用の場合は紀の川東ICより広域農道・県道127号を利用。(紀の川東ICより約10分)
または、泉南I.Cを降り府県道和泉佐野岩出線を経由して岩出ICより京奈和自動車道を利用し、紀の川東ICより広域農道・県道127号を利用。
駐車場無料。
電車で
JR和歌山駅より和歌山線で約40分、名手駅下車。タクシーで約6分、徒歩で約1.4km・20分。
南海電鉄をご利用の場合は、難波駅から南海高野線、橋本行き又は極楽橋行きに乗り約50分で橋本駅下車、橋本駅でJR和歌山線、下り和歌山方面行きに乗り換えて約40分、名手駅下車。